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配信日:2020/09/11
部活動指導員検定とアスリート外来専任栄養士による研修会のお知らせ他
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一般社団法人 日本部活指導研究協会(略称:部活研)
「部活研通信」
"部活動指導者のための部員の心を変えるとっておきの話" < 2020.9.10 配信 Vol.58>
info@bukatau-japan.com
http://bukatsujapan.jimdo.com/
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新型コロナウィルス禍で部活動のあるべき姿を改めて想像させてくれました。
やはり、部活動の存在感は大きいです。だからこそ、未来を真剣に考えなくてはと思います。

さあ、今回も部活指導関連の情報をお届けします。
生徒のやる気のきっかけに活用出来るとっておきの話もあります。
☆::::::::::::☆ お知らせ ☆::::::::::::☆
◎部活研通信、一般会員入会のお願い
一般会員になることで、「当協会主催の研修会への参加料金が割引になる」などのサービスを受けることができ
ます。当協会の目的にご賛同いただける方は、
https://bit.ly/2SNszmu よりお手続きをお願いいたします。

それでは、以下、今回の目次です。
☆::::::::::::☆ 目次 ☆::::::::::::☆
【1】部員の心を変えるとっておきの話
【2】部活News
【3】次回の研修会「成長期のスポーツ栄養」
【4】11月6日に部活動認定3科目「部活動教養科目」の講習会を実施
【5】部活動指導員検定3級、2級試験実施について
【6】全日本中学校長会発行『中学校』802号に寄稿「部活動指導員制度の展望と課題」
【7】協会スタッフ募集のお知らせ
文責 中屋晋
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以上をお送りします。

【1】部員の心を変えるとっておきの話
〜みんなちがって、みんないい〜
人は、生育過程において徐々に自我が生まれ他者との差を認識し始めます。この他者との差がその後の人生における様々な場面で喜怒哀楽を引き起こすもとになるものです。

周りが出来て自分が出来ないこと、周りと家族構成が違うこと、周りと自分の色形が違うこと、経済的な環境の違い等々、そんな他者との差は、悩みであり、逆に優越感でもあります。

この個々の差は、個々の努力によって埋まるものと、埋まらないものがあります。学校というコミュニティにいる限り、これは受け入れなければなりません。

残念なことに、個性が正当に理解されずに弄ばれたり、誹謗中傷の的になったりすることもあります。

では、学校に行かず情報を遮断して家にいれば他者と差についての悩みはなくなるのか。恐らく悩みは一時的に少なくはなるでしょうが、長くは続かないでしょう。

個人的には学校に行かないという選択もありだと思っていますが、まず忘れてはならないことは、学校というコミュニティは、それぞれがお互いに違いを認め合って、個性を尊重する場であるということです。

更に言うならば、個性を認め合う場があってこそ学校なのではないかと思っています。学校は仲間と共に活動し、そこから得られる喜びや可能性を感じ、結果的に個々の違いを認め合える人間関係を作り上げる場でなければならないと思います。

そういう意味で部活動は、数多くの問題指摘もありますが、個性を認め合う活動としては、現在の学校教育システムのなかでは、特別活動と同等、もしくは場合によってはそれ以上の有効な手段として存在し、機能していると言える現実があります。

だからこそ、現状の部活動の曖昧な制度設計を建て直さなければならないのです。そして、学校は、個々が成長する場だけではなく、今以上に個々を認め合う場になって欲しいと切に思います。

金子みすゞさんの詩を紹介します。
「私と小鳥と鈴と」
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

【2】部活News
○「日曜大会なし」議論する 教員の部活負担軽減で文科相
https://news.yahoo.co.jp/articles/44e4be0e70c5417b286d8fee6addc018614e8bc4
(KYODO)

○大分の高校教諭が部活合宿で飲酒、生徒の布団に放尿 剣道部顧問
https://news.yahoo.co.jp/articles/fa2302de796ff421b65c2c81be86f2009c3ea2c4
(毎日新聞)

○熱中症 中高の部活で年間3000件 ソフトボール・野球で高い発生率
https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/20200825-00194910/
(yahooニュース)

○部活の送迎、保護者頼み SNSアンケート 保険やガソリン代負担の取り決めは17%
https://news.yahoo.co.jp/articles/268f4dec0af07a4f44bc608802667157193b145c
(河北新報)

○「日本から出て行け」「学校つぶせ」…部活クラスターで中傷電話、生徒の写真も拡散
https://news.yahoo.co.jp/articles/e1ea87c3cb278418ca4f83a18fd5747822b5271a
(読売新聞)

○部活で2人うつ病、退学 県内私立高、県が経緯調査へ
https://www.iwate-np.co.jp/article/2020/8/7/82857
(岩手日報)

○中高の部活、参加大会絞り込みを 文科省、教員の働き方改革で要請
https://news.yahoo.co.jp/articles/c59c909e232d5a2f5b62f207dc35acc0b26fc682
(KYODO)


【3】次回の研修会〜アスリート外来専任栄養士が実践する試合前後の栄養補給対策とは〜
研修テーマ:成長期のスポーツ栄養
講師:佐藤郁子 (公認スポーツ栄養士:順天堂大学医学部附属順天堂医院 女性アスリート外来専任栄養士)

・日程:10月4日(日)10時〜12時
・場所:オンライン(zoom)
※「zoom」というビデオ会議アプリを使います。サインアップは無料です。
ダウンロードはこちらから
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

・定員:50名
・参加費:3000円(協会指定の銀行口座へお振込)
・研修ポイント:1ポイント
・締め切り:10月2日(金)
〇お申し込みはこちらよりお願いします。
https://bukatsujapan.jimdofree.com/研修会開催のお知らせ/ <https://bukatsujapan.jimdofree.com/%E7%A0%
94%E4%BF%AE%E4%BC%9A%E9%96%8B%E5%82%AC%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B/>

お申し込み確認後、参加費振込口座をメールにてお知らせいたします。
参加費の振込が確認できましたら正式に申し込みが完了となりますので、オンラインセミナー参加に必要な情報をメールにてお知らせいたします。

内容:
発育・発達によってエネルギーをはじめ多くの栄養が必要である成長期のこどもは、日々の食事が非常に大切です。
部活動など運動をする時には、運動するためにさらに多くのエネルギーが必要になり、活動量にあったエネルギーが摂れていないと、健全な発育・発達ができないことがあります。健全な発育・発達ができ、けがなどなく良いコンディションを保ちながら、試合で最高のパフォーマンスを発揮するためにも、「運動」「休養」「食事」のバランスを保つことが重要です。
食事については学校の給食や保健体育などで学ぶ機会があり、何となくの知識はあるかと思いますが、今回の研修会は成長期のこどもに必要なエネルギーと食事バランスについて、さらに理解が深められるような内容および、試合前後の食事や補食の摂り方など、現場で活用できるような内容の講義を行います。
また、受講者の皆さんより、事前に質問をいただき、講義の中で皆さんが抱えておられる疑問や不安も解消する予定です。
○事前質問はこちらから
https://customform.jp/form/input/56906/


講師プロフィール:
講師:佐藤郁子 (公認スポーツ栄養士:順天堂大学医学部附属順天堂医院 女性アスリート外来専任栄養士)
管理栄養士、公認スポーツ栄養士。文教大学女子短期大学部栄養科卒。2014年より順天堂大学医学部附属順天堂医院、順天堂大学医学部附属浦安病院の女性アスリート外来専任栄養士として勤務。スポーツ栄養のほか、特定保健指導、高齢者の介護予防など幅広く活動中。2018年公益社団法人日本栄養士会「84セレクション2018」受賞。日本スポーツ栄養学会および日本栄養改善学会での研究発表多数

著書:女子アスリートの食事と栄養

【4】11月6日に部活動認定3科目「部活動教養科目」の講習会を実施
日本部活指導研究協会主催『学校教育の一環の部活動指導とは』
                                             
今回は、部活動研究の第1人者でいらっしゃる早稲田大学准教授の中澤篤史先生をお招きしての研修会です。中澤先生は、部活動に関わる問題に関しての改善策などを各メディアを通じで日々発信をなさっておられます。
今求められる部活動指導についてわかりやすくお伝え出来ればと思っています。 

今回の研修は、部活動指導に興味のある方は、どなたでも参加できます。
何より生徒が生き生きと活動出来る部活動運営のための研修会になればと考えております。
◎本研修は、部活動認定3科目のなかの「部活動教養科目」に該当します。
<詳細>
2020年11月6日(金)
・定員:50名
・参加費:3000円(協会指定の銀行口座へお振込)
・研修ポイント:1ポイント
・締め切り:11月5日
・会場:オンライン会議「ZOOM」
※「zoom」というビデオ会議アプリを使います。サインアップは無料です。
ダウンロードはこちらから
https://zoom.us/jp-jp/meetings.html

内容:
講義「(仮)部活動の変遷と現状」1時間、
質問10分(休憩5分)
シンポジウム(1)「部活動の未来を考える」20分、
シンポジウム(2)「コロナ禍でなぜ部活動は続くのか?」20分、
質問相談5分
(計2時間)
◎お申込みはこちらから
https://kokucheese.com/event/index/601254/

・お問い合わせ先
shin.nakaya@bukatsu-japan.com

※申込みの際、受付確認用のメールアドレス(携帯メール不可)をお知らせ下さい。
※参加費(3,000円)の振込が確認できましたら正式に申し込みが完了となります。その後、研修会1週間前までにオンラインセミナー参加に必要な情報をメールにてお知らせいたします。
※ご入金後のキャンセルは出来ませんので、ご注意下さい。


【5】部活動指導員検定3級、2級試験実施について
○インターネット受験について、受付をホームページにて引き続き行っております。
【受験手順】
受験日を選択→ネット決済システムに登録→受験システムにログイン
→受験日当日(画面解答入力 ※3級の場合は動画講習あり)→1週間以内に合否通知

【検定試験実施要項】
こちらのURLからダウンロード確認出来ます。
https://00m.in/qxiSc

・オンライン検定試験
■3級:オンライン講義の後に画面解答入力 合格基準:正答率80%以上
<予定>
9月2日(水)、9月5日(土)、9月9日(水)、9月13日(日)、9月16日(水)、9月19日(土)、9月22日(火)、9月26日(土)
■2級:公式テキストを参考に画面解答入力 合格基準:正答率80%以上
<予定>
9月27日(日)

■申し込み・詳細
https://bukatsujapan.jimdofree.com/


【6】全日本中学校長会発行『中学校』802号に寄稿「部活動指導員制度の展望と課題」
「全日本中学校長会」編集の機関誌「中学校」に部活研の代表として寄稿の機会を頂き、「部活動指導員制度の展望と課題」と題して4ページほど記事を書かせて頂きました。

文部科学省、各都道府県教育委員会、また全国の公立中学校の校長に向けて発行される機関誌とのこと、拙稿が部活動制度の健全化に向けて一助となればと思います。
[ダウンロード]↓
http://bukatsujapan.hatenablog.com/

以下、原稿の1部です。
〜部活動指導員の人件費について〜
『平成30年度の文部科学省の部活動指導員配置促進事業、部活動指導員配置人数約7170人に対する予算請求額は15億円で、この15億円のなかから部活動指導員の指導料の三分の一を補助に充当するとしています。

この額から計算すると月額最大でも約53000円程度です。現実には、指導時間の上限もあるので月3万〜4万の指導料が現状です。到底生業として、成り立つ金額ではありません。

実は、この人件費確保の問題は、部活動指導員だけでなく同様に部活動指導をしている教員を含めた部活動指導者全体で考える必要があると考えています。つまり、同じ時間帯で同様に部活動指導をしている部活動指導員は、指導料が発生し、方や教員については勤務時間外の部活動指導業務に該当する手当てが規定されていません。

例えば、課外活動という位置づけの部活動が、勤務時間外まであり、いわゆる「超勤4項目」以外の教員の自発的勤務のなかで指導されている現状があります。この現状を考えると、制度として勤務時間の問題と、特に勤務手当ての問題は出口の見えない大きな問題に直面することになります。従って教員の給与体系から部活動指導に関する手当ては、切り離して考えざるを得ないのです。

部活動指導の実情は、教員にとっては、言わば自発的活動への自発的勤務による指導です。つまり、ある意味自然発生的な業務であり、行政の監督下に位置付けること自体が馴染まないのではないか。もちろん、制度としてインセンティブな勤務手当てを設定することも難しい状況にあります。このような点が公立学校の業務として部活動を位置付けることの難しさと考えられます。

今後、現在の教育効果を保ちながら部活動を維持していくとするならば、部活動を単純に学校から切り離すという発想ではなく、自治体、学校は、連携もしくは協力というかたちで学校教育に部活動を活用していくという発想が必要ではないでしょうか。

つまり、全国規模の管理組織による教員も含めた指導者の派遣、指導報酬の支払い、研修などを管理運営する組織体制の整備です。まさに、現在の部活動指導員制度を発展させ、このような抜本的な立て直し策を講じる時期が目の前に来ています。』

【7】協会スタッフ募集のお知らせ
当協会は、部活動指導者の意識とスキルの改善に取り組み、今後も活動を前に進めて参ります。
活動の趣旨および事業内容にご賛同、ご協力いただける方、協会のスタッフとして私たちと一緒に活動を共にして頂ける方を募集します。
◆業務内容
1、検定事業担当
検定試験の普及活動、及び運営と管理など。
2、研修事業担当
更新研修の企画及び運営と管理など。
3、事務局担当
受付業務、会計、名簿管理など。
4、広報担当
HP管理及びPR活動など
※文化部系の部活動の関係者歓迎です。
[条件]
1)活動の趣旨および事業内容にご賛同、ご協力いただける方
2)パソコン等でオンライン会議に参加出来る環境におられる方
3)ボランティアで責任を持って業務をお願い出来る方
[募集人員]若干名
[応募期間]随時
[応募方法]メール又はFBメッセージ等でお問い合わせ下さい。
お気軽にお問い合わせ下さい。
info@bukatsu-japan.com


今回もご高覧ありがとうございました。
 部活研はこれからも具体的に行動します。
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◎「部活研通信」バックナンバーはこちら
https://sv2.mgzn.jp/pub/mailList.php?cid=N906697

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件名に「入会希望」とご記入下さい。
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□発行 一般社団法人 日本部活指導研究協会
http://bukatsujapan.jimdo.com

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